先ず始めに、どうな事を書いたり、載せたりしようか悩んでいたら、時間ばかりが過ぎてつまらなくなってきた。
案の定、無性に走り出したくなったから、静かに休む相棒をガレージから連れ出し、キックで目覚めさせた！
太陽の暖かさと、まだ走るには少し冷たい風が心と体の中を吹き抜けていった。
いつでもそうさ！走り出せば、良い事も悪い事も全て後ろに置き去りに出来る。
色々背負い過ぎて疲れる事がある、何もない瞬間が有っても良いじゃないか！
ただ走るだけじゃ、何も解決なんてしやしないだろうが、それでもいい、こうやって１０年以上も走り続けてきたんだ、他にもっと良い方法が有る訳でもないし。
それに今日まで、出会いも別れも幾つかあった、これからもあるだろう。
それでも走ってさえいれば、きっと俺はご機嫌だから。
今こうして漸く仲間と共にMCをスタートさせる事が出来た、それだけでも最高じゃないか！
そんな想いが通り過ぎていく・・・。
もう直ぐ日が暮れる、そろそろ帰ろう。
帰り道、相棒のライトの下に何か見慣れないものがあるのに気付いた。
“Blossom”
良い始まり方じゃないか！
答えなんて在ってない様な物、人それぞれだ。
俺達の道は目の前にある、良い事も悪い事も後ろに放り投げて走って行くだけ。
在るがままで行こう、きっと何か良い事が待っているに違いない。
『みんな、次何時逢える？』
